頭山精神の顕彰とアジアから日本を考え、近現代史を見つめ直す勉強会として、平成15年8月8日に「呉竹会・アジアフォーラム」を設立しました。
頭山興助会長を中心に幹事、事務局、会員の皆さんによって運営されていますが、おかげさまで4年目を迎え、既に2000名もの会員に広がり、和歌山でも「呉竹会和歌山」が独自に活動するなど、日本中に頭山満翁を歴史的に評価する人々のネットワークが確立されつつあります。
その目的は、「しなやかな竹の精神」の復権です。呉竹のしなやかな力、つまり戦後遺制の呪縛から解放された、真の日本および日本人の自信と意識覚醒を図ることにあります。
冷戦構造が崩壊して、アジアを巡る環境は大きく変化してまいりました。とりわけ北朝鮮の核開発やミサイル実験の脅威、中国、韓国の対日攻撃など、戦後的思惟ではとうてい認識できない事態が進行していると同時に、国内においても政治や行政の迷走と教育の荒廃には目を覆うものがあり、子供たちのいじめによる自殺の連鎖はほんとうに異常としかいいようがありません。
日本はこのままではどうなってしまうのでしょうか?
日本の再生は果たして可能なのでしょうか?
そんな問題意識と危機感を日々深化させるばかりの現実だと言わなくてはなりません。しかし、一方で私どもは日本人のDNAを信じています。現象面に囚われるのではなく、大局を見つめれば必ず日本の歴史、伝統、文化の蓄積に貫かれている日本人の生命の自浄能力が作用することを。それを見極めようとするのも呉竹会・アジアフォーラムの課題であり、使命であると思っています。
ぜひともご一緒になって相互研鑽に励めればと呼びかける次第です。
よろしくお願い申し上げます。
呉竹会・アジアフォーラムのこれまでの活動の軌跡や課題別の情報などはホームページをご覧ください。またメールマガジンも発行していますので、ご登録ください。
|